インプラントIMPLANT

インプラントの役割

歯を失うと、噛み合わせが変わったり、咀嚼力(噛砕く力)が低下するだけでなく、見た目や発音に不具合が生じることもあります。また、長期間歯がない状態が続くと、隣り合った歯が倒れてきてしまったり、咬み合う歯が伸びてしまったりするため、歯にとって良くありません。以前は歯が無くなると、両隣の歯を大きく削ってブリッジにするか、入れ歯を入れるしか方法がありませんでしたが、インプラント治療の登場により、周囲の歯に負担をかけることなく、新しい歯を作るということができるようになったのです。

歯を失った場合の
治療方法の比較

※横にスワイプすると比較表がご覧頂けます

インプラント 入れ歯 ブリッジ
イメージ
周囲の歯への負担 なし あり かなり大きい
違和感 ほとんどない 大きい ほとんどない
見た目 天然歯とほとんど
変わらない
保険の場合金属のバネが
見えることがある
保険の場合銀歯に
なることが多い
治療期間 4~7か月 1ヶ月程度 2週間程度

インプラントの構造

インプラントはインプラント体(フィクスチャー)、アバットメント、上部構造、の3つから成ります。

インプラント治療の流れFLOW

  1. STEP検査・診断・カウンセリング

    歯科用CTによる三次元のレントゲン写真撮影、口腔内の型採りなどを行い、インプラントをどこに埋入するかを決定し、カウンセリングを行います。この段階で、インプラント治療をするのに骨が足りないと判断した場合は、骨を増やす手術が別途必要になることがあります。

  2. STEPインプラント埋入手術

    診断結果を基に、インプラント体を骨の中に埋め込みます。この後、骨とインプラント体がくっつくのを待ちます。上顎で3ヶ月程度、下顎で6ヶ月程度かかります。全身状態や、骨の状態によって変動することがあります。

  3. STEPアバットメント装着、被せ物(上部構造)型採り

    骨とインプラント体がくっついたら、土台となるアバットメントを装着し、被せ物の型を採ります。

  4. STEP被せ物(上部構造)装着

    被せ物を調整して装着します。問題なければ、メンテナンスに移行していきます。

日本でも数少ないAAID認定医が治療を行います

AAIDとはAmerica Academy of Implant Dentistryの略称で、1951年に設立された、世界で最も古く、権威あるインプラントに関する学会集団の一つです。チタンと骨のオッセオインテグレーション(結合)が発見されたのが1952年、初めてチタン製のインプラントが使用されたのが1965年ですので、非常に歴史ある学会ということがわかります。

インプラント治療が日本で普及し始めたのは1980年代と言われていますが、大学でのインプラント教育が本格的に始まったのは、2010年代に入ってからです。当院の院長は、インプラントについて専門的な知識を学び、技術を習得するために、AAID認定医資格を取得しました。

資格取得には、300時間以上の講義・実習・手術見学と2回の試験合格が必要です。およそ1年をかけてインプラントやインプラント治療に必要な周辺知識(口腔外科、歯周病分野など)を徹底的に学んだからこそ、自信をもってインプラント治療を提供できるのです。

インプラント治療の前に

歯周病との関係

歯茎と骨は、家を建てる地面と基礎のようなものです。
泥沼に家を建てても長持ちしないように、歯周病のある状態でインプラント治療を行っても長持ちすることはありません。当院ではきちんと歯周病治療を行い、お口の環境を整えてからインプラント治療を行っています。

全身状態との関係

インプラント治療は、外科的な処置を伴う治療です。
全身状態を把握するため、インプラント治療をお考えの方は、お薬手帳を必ずご持参ください

高血圧Hypertension

血圧が高すぎると、局所麻酔ができない、手術中のリスクが高いなどの理由から、手術をお断りすることがあります。内科で処方されたお薬を飲んで、血圧がきちんとコントロールされていれば問題ありません。また、現在血圧が高いという方も、内科で適切に治療がされれば、手術が可能になることが多いです。

糖尿病Diabetes

糖尿病の病状が悪い場合には、骨とインプラントが正常にくっつかない場合があります。こちらも、内科のお薬できちんとコントロールされていれば問題ありませんが、内科医への相談が必要になる場合があります。

骨粗鬆症Osteoporosis

骨粗鬆症でビスホスホネート製剤を飲まれている方は、顎骨壊死の危険性が高いため、手術をすることができません。

その他の疾患Other

飲んでいるお薬や、抱えている疾患によって手術の可否は変わります。全身状態によっては、手術をお断りすることもありますので、ご了承ください。

難しい症例にも対応

骨を増やして
インプラント治療を
することも可能です。

インプラントは骨に直接インプラント体を埋め込む治療のため、土台となる骨がなければ治療することはできません。しかし、歯が抜けてしまった部分の骨は、歯がある部分に比べて非常に骨吸収(骨の減り)が速いため、必要な所に骨がない、ということがしばしば起こり得ます。

これが、インプラント治療が難しいと言われてしまう大きな理由の一つです。当院では豊富な知識と経験を活かし、骨を増やす治療を行うことで、インプラント治療が可能になる場合があります。

  • サイナスリフト
    上顎には上顎洞という空洞があります。この空洞が大きく、骨が薄くなってしまうことが原因でインプラントができない場合には、この空洞内に人工骨等を補填して骨を増やします。
  • ソケットリフト
    インプラントを固定するだけの骨の厚さはあるが、少し足りない、という場合に使われるテクニックです。インプラントを埋入する穴から直接人工骨を補充し、骨に厚みを持たせます。
  • GBR法
    インプラントを固定後、周囲に人工骨を塗布し、膜で覆って骨をしっかりと作る方法です。一部だけ骨が足りていない場合に適応となります。

メンテナンス

インプラントを長持ちさせるには、メンテナンスが不可欠です。インプラント体はチタンでできた人工物のため、細菌に対する抵抗性を全く持っていません。このため、細菌が繁殖すると、激しい炎症を起こしてしまうこともあります。プロの手によるメンテナンスで、清潔に保ちましょう。

インプラント周囲炎

インプラントの周囲で炎症が起きたものをインプラント周囲炎と言います。インプラント周囲炎の大きな原因の一つが細菌の繁殖です。インプラントは天然歯に比べてくびれが非常に大きく、汚れが溜まりやすい形になっています。歯ブラシだけで取り除くのは難しいため、専門家によるメンテナンスが必要です。

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